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数学の成績が伸びるノートの使い方
以前は塾のいちばんの集客期は2月から3月だったのですが、この時期は大手塾さんが無料キャンペーンをはるようになり、この時期の新規のお問い合わせはずいぶんと少なくなりました。そのぶん、私たちのような塾へのお問い合わせは新年度が始まり口コミが広がり始める4月から増えていくので、このところ毎日のように体験授業のお申し込みが続いていて、がんばってくれている講師たちや、それを話題にしてくださる生徒や保護者のみなさんに感謝してもしきれない塾長です、みなさんこんにちは。


土曜日と日曜日は授業数が少ないので、自習室にくる子たちをじっくり指導できます。先日も、新中1の男の子が数学の学校の宿題をノートにやっていたので、少しつきっきりで「ノートの使い方」を指導しました。

授業中のノートは、こちらもレイアウトや色遣いを意識して板書するので、子どもたちのノートはうまくまとまるのですが、問題を解く作業中のノートは授業時間外に作成されるためにいい加減にやる子も多いのです。

上段、ちょうど(1)と(2)までが指導前。下段(3)から指導をしています。

真ん中の大きいスペースは「考え方」を表現する所です。
右側のスペースは「作業」を表現する所です。
どちらも「表現物」として、見やすさを可能な限り意識させています。
とくに、筆算は粗雑にあつかわれることが多いので、こちらにも見やすさを徹底して要求します。
宿題量はページ数で指定されているとのことなので、めんどうがる子たちには

「このほうが少ない問題数でページ数をかせげるからうれしいでしょ?」
と言うと、うまくノッてくれます。


図形の問題はこんな感じのノートをつくってくれました。

右の「作業スペース」に、使用する公式を書いているのがいいですね。

撮影時にフィルターをかけてしまったので少しわかりにくいのですが、
図形のパーツごとに色分けをしてあり、対応する式にも同じ色をいれてあります。
数学になると1問で使う式が多くなり、自分がなにを計算しているのか見失う子が多くいます。
こうして色分けをすると、そうした迷子もなくなります。


もちろん、これだけが正しい書き方だと主張するつもりはありません。
子どもたちにも、そういう言い方はしません。

大切なことは、「問題を正しく速く解けるようになる」という目的に対して、
今の勉強のやり方が適切な手段となっているかどうか

を意識させることです。
まぁ、これは大人でも同じなんですけれどね・・・。
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