<< December 2013 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
12月31日は休校です
冬期講習も中盤を越えてきました。

受験を目前にひかえる子たちは小学生であろうと、高校生であろうと、1日12時間近く自習室で勉強しています。

スタッフたちもめいっぱいみなさんをサポートしています。



ちょっと飛ばしすぎ?

という心配もあるので、12月31日の大晦日は休校にさせていただくことにしました。


1月1日からは正月特訓も始まります。

そのために英気を養ってください。
漢字、英単語の「効率の良い」暗記法
私が受験生だったころ、漢字と英単語の暗記がとくに苦手でした。

いわゆる「書いて」覚えるものですね。


100回書いても覚えられないのです。

正直、ほかの子たちより自分は暗記力が人より大幅に劣っているのだと落ち込みました。



けっきょく、受験生時代は克服できず、塾講師という仕事についてから、はじめて自分の暗記法に問題があったことに気づきます。


ひとことでいえば、これまで何度も書いている「試験でとけるようにする」という意識と工夫が足りなかったんですよね。



ポイントは3つです。

1.接頭語、接尾辞、部首、形声文字など、パーツがもつ意味を理解し、知識を増やしておくこと。

2.1日に一気に練習するのではなく、何日かに分散して復習をする感覚で練習すること。

3.1単語、1漢字・・・書くたびに前に書いたものを隠して、ミニミニテストだと思って書くこと。



とくに、最後の項目が重要です。

じつは、


「書いて覚える」


のではなく、



「覚えてから書いてみる」



というのが正解なんですね。

ひとつ書くのに時間はかかりますが、覚えるまでに書かなければいけない回数は激減すると思います。

私の場合、100回書いて覚えられなかったものが、この方式にしたら3〜4回で覚えられたのでとても驚きました。


しかも、さらにこの方式のよいところは、「覚えた気になって、実際の試験で覚えていないことに気づく」というよくありがちながら間抜けなパターンに陥らないというところです。



というわけで、勉強はいつも「テストのつもりで」というひとつの例でした。
それでは、メリークリスマス。このブログの記事が受験生へのクリスマスプレゼントになりますように。
冬期講習、中学選抜クラスは満員で開始です
今日、21日から冬期講習がはじまりました。

年末年始で帰省してしまう人が多い土地柄なので、そのぶんこの3連休に前倒しで授業をいれる人が多いですね。



おかげさまで、中学生の集団選抜クラスは全学年定員満席になりました。

個別指導コースは、教員によってはまだ若干空席があります。



自分はスロースターターだったこともあり、いつも受験直前の冬期講習で成績を志望校レベルまで上げていました。

それだけに、この時期だからこそ伸びる子がいると確信を持って指導しています。

冬期講習中の開室時刻
冬期講習中の開室時刻の予定は以下のとおりです。

今講習から陽だまりサイトも夕方以降は開室します。
フル活用してくださいね。
勉強量を減らすためにまずすること その2
みなさん、調子が悪かったらどうしますか?
あ、これは、「身体の調子」のことです。



まず、お医者様にかかり、診断してもらいますよね。

そして、そこで調子が悪い原因を探り、教えてもらいます。



つぎに、治療をしますよね。

手当てをしていただき、お薬を頂いて、生活の注意点を教えてもらいます。



そして、また次の診断日に、どれくらい復調しているか診断してもらい・・・・
というこを繰り返していくわけです。



大事なことは、「診断」と「治療」がセットで繰り返されていることです。


納得いかない方いらっしゃいませんよね?




さて、今度は私たちの本題である

「成績の調子」が悪い場合を考えてみましょう。


ここで、まっさきに考えていただきたいのは、

勉強において、「診断」と「治療」をきちんと意識してやっているか・・・・

ということなのです。



前回も書きましたが、「勉強しても成績があがらない」人の多くは、このことが意識できていません。

だから、自分の学力のどこに問題があるのかわかっておらず、バスケのシュート練習ばかりする野球選手になってしまいます。



たとえば、「ノート整理」なんて勉強法は、その典型的なワナに陥りやすい勉強方法です。

ノート整理は、「勉強をやった」という証拠が残りますので達成感を誰にでも得られます。しかも、「問題が解けないことの気持ち悪さ」からも逃げられるという特典つき。

しかし、ノート整理は「治療」の方法であって、「診断」無き「治療」は往々にして、野球選手にとってのバスケのシュート練習になりがち。


では、どうしたらよいか・・・



まず、なにはともあれ、問題を解きましょう。

しかも、問題集の解説ページや教科書参考書類をぜったいに見ないで・・・です。
(じつは、これができていない子、多いです。解説見ながら解くのは、答えの丸写しとたいして変わりませんよ!)

つまり、できるだけ試験に近い状態で解くということが大事です。

これが、勉強における唯一の「診断」にあたる行為です。模擬試験などは、その意味ではいちばん良い「診断」ですので、どんどん受験していただくことがオススメです。



問題を解き終わったら、答えあわせをしますよね。

いくつ丸がつきましたか?いくつバツがつきましたか?
ここで、丸がついた問題は、あなたが勉強をする必要の無い単元です。やったね!
ここで、バツがついた問題だけ、あなたは勉強すればよいのです。

大事なことなので、繰り返しますね。

「間違った問題だけ、勉強すればよい」

そういうことです。
今日は、勉強でも「診断」が大切ということをお話しで、ひとまず終わりです。
次回は、「治療」編です。
 
ご見学の方に限定プレゼントをチョコっと
Study Place限定オリジナルチロルチョコのクリスマス限定バージョンができあがりました。

今回は、3人の先生にデザインをお願いしました。



左から、いくみ先生、御手洗先生、櫻井先生によるデザインです。
味はみんな同じ・・・ハズ。


ご見学にお越しくださった方にも差し上げます。

「チョコくださーい」

とは言いづらいと思いますので、

「見学に来ました〜」
でOKです(笑)。
勉強量を減らすためにまずすること その1
「先生は頭も良いし、勉強好きだからいいよね。」

なんて私とまだ付き合いの年月が浅い子にに言われることがあります。
いいえ、ちがいます。良いのは頭ではなく顔です。好きなのは勉強ではなくて奥さんと笑顔で塾にやってきてくれるすべての人たちです。



そんな勉強嫌いな私は学生時代に「いかに勉強量を減らすか」ということに執心しておりました。
(だからこそ、その考えがダメだということを身をもってわかっているわけですが・・・)


たどりついた結論は

「できないところだけ、できるようになるために勉強する。できているところは勉強しない!」

です。




たとえば、打撃は得意だけれど守備は苦手という野球選手がいたとしましょう。

その選手が打撃練習ばかりしていて、守備の練習をしないのはおかしいですよね?

「勉強しているけれど成績があがらない」子の多くは、けっこうこのパターンにはまっているんです。

得意な科目ばかり「勉強」していて、「あー、今日もたくさん勉強したぜ!」と達成感と充実感にひたっていたりします。

こっけいです。




入学試験が複数科目で勝負する以上、苦手科目の成績を上げないと勝ち目はありません。
得意科目はどんなにがんばっても100点以上あなたに得点をもたらしてくれないという意味で、「のびしろ」は小さいわけですよね。
ところが、多くの人は安直な達成感のために、すでにできていることを、ひたすら繰り返し「練習」してしまうのです。



苦手科目というのは、その科目がもつ独特の方法論や視点をつかめていないだけということが往々にしてあります。


ですから、それさえわかってしまえば、今までの苦戦がうそのように成績が上がります。



勉強量と勉強時間を減らし、「効率の良い勉強」をしたいのなら、
まず、苦手科目から勉強をしましょう。

本日の結論はそんなところです。

 
次回はさらに具体的なことを書いていきます。ではでは〜。
効率の良い勉強方法、はじめの一歩。
前回の記事で、効率の良い勉強方法とは、

「試験本番で解けるか解けないかを意識せよ。」

の一言に集約されると書きました。



みなさん、なぜ勉強しているのですか?

いろいろな正解があると思います。
ただ、短期的に言えば、

「試験でよい点数をとるため」

これだけですよね。


何をあたりまえのことを!
と、怒る方もいらっしゃるかもしれません。
でも、あなたの勉強、ほんとうのところ、

「まわりの大人から指示された勉強時間あるいは勉強量をとりあえずこなす」

になっていませんか?
(なっていますよね、たいてい・・・・嫌々勉強している人は間違いなくそうでしょうね)


勉強の目的が、「試験でよい点数をとるため」である以上、すべての勉強はその目的に一歩でも近づいているか常に確認していかないと無意味です。


「勉強したのに成績が上がらない」

という人たちは、第一に練習量不足であることは述べましたが、くわえて、その練習も「試験でよい点数をとるため」の練習になっていないんです。


野球の試合で勝ちたいのに、バスケのシュート練習ばかりしている人が
「練習しているのに野球の試合で勝てない」
と言ったら、みんな笑いますよね。

申し訳ないけれど、私から見るとそういう勉強方法をしている子たちがけっこういます。



というわけで、何日かにわけて、もう少し具体的にみなさんがやっている勉強法を検証していきますので、お楽しみに。

 
「文武両道」なんて言ってたら駄目ですよ
これまで何度もみなさんの期待を裏切って「量が大切」ということを訴えてきたわけですが、
そろそろ、みなさんが大好きな「効率の良い」勉強法についても書いていこうと思います。

効率の良い勉強方法・・・・子どもだけでなく、大人だって興味がありますよね。
本屋さんに行くと、ビジネス書の棚にも「勉強法」の本がたくさんあります。
(大人になれば勉強から開放されると思っている子たちには驚きかもしれませんが)

 
最初にお断りしておきますが、
 
「効率の良い」勉強方法は、

<勉強量を減らして、スポーツや遊びの時間を増やすためのもの>

ではありません。
「文武両道」なんて言いますが、はっきり言って、そんなこと言っている人は
「文唯道」(私が勝手に作った言葉です)の人に勉強で勝てるわけないんです。

「文武両道」・・・・キケンな言葉です。ある種のイイワケを正当化することに使っていないか、胸に手をあててよーく考えてみてください。


さて、「効率の良い」勉強法ですが、みなさんのご期待を裏切るかもしれませんのであらかじめ申し上げておきますと、
「効率の良い」1時間の勉強より、「効率の悪い」2時間の勉強の方が、はるかに成績が上がる・・・
というのが現実くらいに思っていてください。
(スポーツや楽器を本気でやっている人たちならおわかりになりますよね、この感覚)

まぁ、たしかに
「効率の良い勉強法を教えるよ〜」
とか
「部活やスポーツと両立できるよ〜」
みたいな甘言をちりばめたほうが、集客という意味では良いのかもしれませんけれどね。
そんな気持ちでスタディー・プレイスに来られても困るので。


「効率の良い」勉強方法は、勉強量をめいっぱい増やした人たちが、
最後にライバルたちと雌雄を決するための、「わずかな差」をつけるために活かしていただきたいと思います。
「効率の良い」勉強方法、具体的にはいろいろなテクニックがあると思います。
先生や生徒の数だけそんなテクニックがあるかもしれませんね。これから数日にわたってそういった具体的なお話をしていく予定です。
しかし、大切なことをひとことでまとめると、
「試験本番で解けるか解けないかを意識せよ。」

ということです。


では、また、Study Place でお会いしましょう。
体罰を根絶する方法
1年前、部活で体罰をうけた生徒が帰宅後に自ら命を断つという痛ましい事件がおきました。

私が、塾という場所で子どもたちを多く預かるようになって20年以上が経ちました。
その間、体罰を必要と思ったことは一度もありません。もちろん、体罰を行使することもありませんでした。

ただ、それは塾といういろいろな意味で「恵まれた」環境においてだからであろうということも容易に推察できるのです。


翻って学校という場を考えてみると、
塾よりもはるかに多くの生徒たちを預かり、塾よりもはるかに多くの要求に応えなければいけない。
そして、その中には、他の子どもや先生たちに危害を加えようとする子どももまったくいないわけでは無いのです。
他者に対して危害を加えようとする者を制止するためには、暴力しかないこともありえます。
話せば分かる・・・のであれば、警察も法律もいりませんから。そこには、大人も子どももありません。


では、「教師による」暴力=体罰は許されるのかといえば、私は絶対に許されないと考えています。


ただ、むしろ、「教師が体罰を行使する」こと以上に、「教師が体罰を行使せざるをえない」状況のほうが問題だと私は思うのです。

そんな状況になってしまうのは、
<教師や学校に「生活態度」の指導までも期待する社会的風潮>

が日本にはあるからではないでしょうか。


 
本来、教師や学校は「アカデミックな知識と知恵」を子どもに授けることのみで、じゅうぶん仕事を果たしていると考えるべきです。

それを、やれ「生活指導」だ、「学校行事」だ、「部活」だなどと、公教育が無料であることをいいことに何もかも教師と学校におしつけている状況下にあって、人間の本性を無視した机上の理想論までもを彼らにおしつけるのは酷ではないでしょうか。

まず、自らの子どもを送り出す親は、学校という社会に充分に適応できるだけのマナーと躾を子どもたちに身につけさせてから送り出すという義務を果たすこと。そして、そうした要件を満たさない子どもについては、学校側が拒否をする権利を社会が認めること。
また、緊急避難的に暴力による制止が必要なときもあるので、そうした事態への対応は学校や教師ではなく、学校にひとりずつ専門の警察官を配置して彼らに対処をゆだねるという体制をつくること。

これくらいの制度づくりと、社会的合意をめざさないとなんともならない気がするんです。

 
PROFILE
STUDY PLACE 翔智塾