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XPパソコンをサポート終了後も使う方法
STAP細胞をどうやったら量産化できるかという議論のほうが夢があっていいなと思う塾長です、みなさん、こんにちは。


さて、昨日でWindows XPのサポートが終了しました。

教室のパソコンの大多数がXPで使用していましたので、ふだんの業務と並行して対策を講じています。
保護者の方から、「けっきょく、どういうことで、どうすればいいの?」という質問を複数いただきましたので、こちらに書いてみます。




まず、「サポート終了」ということが、どういうことかというと、

ちょうど「健康保険が切れる」という感じの理解でよいと思います。

つまり、健康保険がなくても生きていけますが、病気にかかったときのリスクとコストがかかってしまう。

もしかしたら、他の人への感染の足がかりになってしまうかもしれない。

即時にXPパソコンが利用できなくなるというわけではありません。



とはいえ、塾のパソコンには大切な生徒さんたちの個人情報がいっぱいですから、

対策をしないわけにはいきません。


IT業界の新たなる需要を生むので、多くの人達がパソコンそのものの買い替えを勧めていますが、

じつは、XPの後継となるWindowsを買ってきて入れ替えれば、現役のパソコンをそのまま使えます。

けっして値段の安いものではないですからね。できれば現役のパソコンをそのまま存命させたいところです。パソコンごと買い換える必要性はほとんどの人には無いと思います。じっさい、塾のパソコンたちは1台も買い替えていません。



少し古めのパソコンだと、新しいWindowsに入れ替えると、動作が緩慢になる印象があるかもしれません。
その場合でも、ちょっとパーツを追加してあげたりするだけで、改善してしまうものです。

塾のパソコンの多くは、この方法で対応しています。

具体的には、メモリやグラフィックボードあたりが1000円程度で入手できるのでコストパフォマンスが高いのでおすすめです。

グラフィックボードは、マニア向けの製品が主流で、これらはとんでもなく高価ですが、ゲームでもしない限り、中古で1000円程度で販売されているもので十分です。ただし、規格が新旧あるのでご自身のパソコンで使える規格を確認しておきましょう。もっとも、グラフィックボードを追加できるのはデスクトップ機だけですので、ノートパソコンではメモリ追加くらいしかできません。それでも、かなりの効果があるので、こちらも規格に注意しながらチャレンジする価値ありだと思います。


問題は、古いノートパソコンで、もともとの性能から、メモリ追加でもきびしい場合です。
塾にも何台かあるこうしたパソコンたちは、新しいwindowsではなく、無料OSであるUbuntuをXPと入れ替えることにしました。
Ubuntuの画面です。ほとんどWindowsに近い感じで操作できると思います。

 
Ubuntuは、性能の低いパソコンでもスムーズに動作し、なおかつウィルスにも大変強い性質をもっています。Microsoft Officeなどを動かすことはできませんが、そのかわり、これまた無料のOfficeソフトが最初から組み込まれていたりします。ブラウザやメールソフトなどは、Windowsでもおなじみのフリーソフトがかなり揃っていますので、問題ないはずです。
商用ベースではないので、手厚いサポートみたいなことは期待できませんが、少なくとも、現役のパソコンを無駄にしなくて済むという利点は捨てがたいのではないでしょうか。
子どもたちが勉強しない理由
気がつけば、新年度初のブログ投稿ですね。教室にある複数のパソコンのうち、XPマシンのOS乗せ替えやら、買い替えやらで、ひさしぶりにパソコンをいじりまわす大変さと喜びを同時に味わっている塾長です、みなさん、こんにちは。


当然といえば、当然ですが、

面談でいちばん多いご相談が

 
「子どもが勉強しないんです」


です。


 
大人たちは、社会に出て、いかに勉強が自分の利益になるかを実感しています。
だから、勉強の大切さもわかっています。

ところが、子どもたちにとって、勉強することって、じつは何の利益もないんですよね。

それどころか、


勉強なんかしてたら、部活でみんなと勝利を目指すための練習時間がとれなくなってしまいます。

勉強なんかしてたら、スマホでみんなとのコミュニケーションをとる時間がとれなくなってしまいます。

勉強なんかしてたら、スマホでゲームをして、ライバルよりも先に進む時間がとれなくなってしまいます。



ほら、子どもたちにとっては、勉強なんかしてもデメリットばかりで、良いことなんて微塵もないじゃないですか。



子どもたちの世界では、勉強ができても誰も尊敬してくれません。

子どもたちの世界では、スポーツができる子、ゲームで高得点を出している子、ネットですばやく気の利いた返事ができる子などが、尊敬を集めるのですから、そのために勉強の時間を削るのは当然のことと言えます。


なにかの間違いで勉強をがんばったりすると、大人たちからですら、

「自分のこと優先で、クラスや部活での協調性に欠ける。」とか
「学歴社会は崩壊したのだから、勉強だけできても意味が無い。」

などと意味深な評価をされてしまうのですから、そりゃぁ、勉強なんてしませんよね。



子どもたちの勉強のことを考えるとき、

「子どもたちにとって、勉強することのメリットは何もない」
という前提からスタートしないと、徒労に終わります。



子ども時代から勉強が嫌いだった私も、「勉強なんて意味ない!」なんて「当然」のように考えていましたから。
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